コロナ禍でシフト減…スタッフさんに別のお店に配転してもらうには
コロナ禍で店舗が時間短縮や閉店するお店もでてきました。思った通りの勤務ができないスタッフさんもいる中、人の足りていない店舗へ配置を変わってもらいたい時、知っておきたい知識とは!
こちらはお店で働く人のためのコンプライアンスコーナー
ヒトトセ 法務ルームです。
接客のお仕事にまつわる様々な問題を
法律のエキスパートである法務ルーム室長が、
法律視点から解説してくれます。
コロナ禍でお店の危機!配置転換で乗り越えたいところだけど…
旅行好きなスタッフ
コロナ禍で店舗が時間短縮や閉店などが起こり、思った通りの勤務ができないという声があがっています。
法務ルーム室長
ええ、そうですね。店舗の所属人数は本来あるはずだったシフトを基に考えられていますから、当然そのようになってしまいます。
旅行好きなスタッフ
そこで、そもそも人が足らないところもあるので、行ってもらおうと思うのですが、なかなか合意が得られなくて。。。
法務ルーム室長
もしかしたら、もう合意をもらっているかもしれませんよ?
旅行好きなスタッフ
へ???ど、どういうことですか?
法務ルーム室長
あなたのお店で入職時に合意いただいた就業規則を確認してみてください。「業務の都合により転籍(配転)させることができる」と規定されていれば、すでに合意をいただいていることになります。
旅行好きなスタッフ
つまり、「行ってください」ですむことなんですか?
法務ルーム室長
ええ、もちろん、業務上必要ない場合や不当な目的ならできませんし、著しくスタッフに苦労をかけるようなものでない限り合法です。
旅行好きなスタッフ
著しくスタッフに苦労をかけるってどの程度ですか?
法務ルーム室長
本来の通勤に20分だったのが、1時間半から2時間になったり、あまりにも業務形態が変わるようなものといった本人の不安ばかりが増えるようなものですね。
旅行好きなスタッフ
そうなんですね。でも、就業機会というとこから考えるとむしろスタッフのためでもありますもんね。
法務ルーム室長
ええ、配転命令も休業命令も命令とは言いますが、スタッフのためでもという色彩の方が本当は強いんですよ。
旅行好きなスタッフ
わかりました!では、緊急事態宣言が終わって渡航もできるようになったら、私をヨーロッパに配転命令してください!
法務ルーム室長
業務上必要ないのでできません。そもそもヨーロッパに支店はないですよね?
旅行好きなスタッフ
ちっ。
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