指導の基本!コーチングとティーチング
こんにちは、ヒトトセ編集室です。
新年度ですね!皆様いかがお過ごしでしょうか?
職場に新しい仲間が加わる季節でもあります!新たな期待に胸を膨らませる一方、どうやって仕事を教えていこうかな…と少し不安を抱えているトレーナーの方もいるのではないでしょうか?
今回は、指導の基本「コーチングとティーチング」についてご紹介いたします!
どのように指導したらいいの?という疑問!
トレーナーの方々から寄せられるご相談の中でも多いのは、店舗で実質的指導を行うレジチーフやリーダーに対してどのような指導またはコミュニケーションを行えばよいのか?というものです。
レジチーフを担当する方々は社歴や現場経験の長い方が多く、トレーナーとして指導をする際にコミュニケーションの難しさを抱えるケースが多いといえます。
この場合、有効な考え方は「コーチング」と「ティーチング」です。この2つは一見似ていますがその役割と内容は異なります。まずはこの手法の概要をおさえましょう!
コーチング
コーチングとは、学ぶ側へ問いかけやサポートをしながら、正解及び最適解を引き出す、または導く指導方法です。あくまで答えを出すのは学ぶ側であり、ある程度のスキル・能力を持っていることが前提です。
コーチングは傾聴と質問を主軸とした指導方法です。会話の中で、接客の改善方法やアイデアなど、相手の話を否定せずに最後まで聴きます。トレーナーはその話を聞いていく中で様々な観点を持ち、質問や問いを投げかけます。それを聞いたチーフが「それならできるかもしれない」「やってみよう」というモチベーションにつながる建設的な質問にしましょう。それを繰り返し、チーフ自身が話した内容から新たな発見を見つけさせてチャレンジ性や意欲、モチベーションにつなげます。また、最終的にはそのモチベーションを維持させ、各店舗それぞれの問題解決力を上げることが大きな狙いです。
ティーチング
次にティーチングは実際に教えて説く、従来からよくある指導方法です。正解をわかりやすく落とし込むため即効性がありますが、自主性を育みにくいという側面があります。
ティーチングにおいては明確な指導項目を設定することが重要です。指導する人が変わることで指導内容も変わってしまうと、混乱を招き指導内容の定着に時間がかかってしまいます。例えば『基本姿勢(レジでの待機姿勢)』を教える際に「手を前で組みます」だけでは不十分といえます。どちらの手が下なのか、どの位置で組むのか、指導者が同じ解釈と説明ができるように整えることが必要です。会社として一つひとつの接客動作を言語化する「マニュアル」がその役割を果たしています。指導の環境設定の為、トレーナーは『接客指針の見える化』及びしっかりとしたマニュアル整備もしていきましょう。
使い分けがポイント!
指導をする上で重要なのは、ティーチングとコーチングの併用及び使い分けです。この2つの要素を組み合わせることで個々の能力を最大限に活かし、顧客満足度を向上させることが可能です。従業員に知識や技術を教えるだけではなく、相手の特性と状況を見ながら個々の成長や自己啓発を促し、高いモチベーションを維持させましょう!
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