自己肯定感を高める方法とは?
「あの人と比べて自分はダメだ~・・・」
「絶対できない気がする!失敗したらどうしよう!」
「他人の視線が気になる・・・」
こんな気持ちになったことはありませんか?これらは自己肯定感の低さから発生するといわれています。
ところで近年よく耳にする自己肯定感。知っているようで知らないこの自己肯定感、ご存じですか?
自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。自己否定の感情と対をなす感情とされる。
出典:wikipedia 自己肯定感 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E8%82%AF%E5%AE%9A%E6%84%9F
つまり平たく言えば
自分は大切な存在で、その存在や行動・思考に価値があり必要とされていると認識できる力、どんな自分でも認めてあげる力、といったところでしょうか。
自己肯定感は高いか低いかで分類されるようです。ではその持ちうる特性をみていきましょう。
自己肯定感が高い人
前向き
失敗してもきちんと受け入れ、次回への糧とする
アドバイスを上手に受けることができる
賞賛された時素直に喜ぶ
心からの笑顔がよく出る
自分の意見をしっかりと主張できる
自己と他人を比較することが少ない
感情をコントロールできる
自己肯定感の低い人
マイナス思考
アドバイスを聞き入れず反発する
失敗すると必要以上に落ち込む
賞賛されても素直に喜べず、裏を読もうとする
取り繕った笑顔が良く出る
自分の意見をあまり言わない
他人と比較しては落ち込む
キレやすい
言い訳がましい
自慢することが多く
承認欲求が強い
など・・・心当たりがありすぎる!
さてこの【自己肯定感】が低い人が増えているといいます。
こうなるとなにが良くないかというと、まさに低い人の項目で挙げたような状況が頻繁に訪れるということです。
社会ではとても生きづらいですね、はい。
なぜ低い人が増えているのか?
この自己肯定感の主軸は幼少期に形成されるといいます。
親または周囲の大人からの愛情がキーポイントのようです。
・自分の行動や思考に対したくさん褒められる機会があった
・失敗してもきちんと理由や心境を整理する機会があった
・様々な人生の選択において決定権を与えられた
つまり人格を多く尊重され、過保護ではなくトライアンドエラーをきちんと容認されて育つと自己肯定感が形成されます。
スポーツと自己肯定感
スポーツの世界は常に勝敗のプレッシャーや己との戦いに身を投じていなければなりません。
選手たちは日々挫折や成功を繰り返していくなかで、自己肯定感がどれだけ重要かは一目瞭然ですね。果たして選手の自己肯定感は誰が育てているのでしょうか。それはコーチです。
選手のポテンシャルを引き出したり、パフォーマンスをコントロールする影の立役者といったところでしょう。もちろん両親など保護者が土台であることには間違いありませんが、その道の指導のプロが選手の自己肯定感を形作っているのです。テニス界、アイススケート界、ゴルフ界、シンクロ界・・・あらゆるスポーツ分野で活躍した選手のバックボーンを聞くと、コーチの指導がテクニカル面だけでなくしっかりマインド面まで行き届いていた情報が得られます。失敗を叱責するのではなく、そういったコンディションの選手自身も認める指導が、結果的に選手をリラックスさせ、最終的な良い結果につながるようです。
自己肯定感が高い選手はアドバイスもきちんと受け止め、記録の伸び悩む自身も受け入れ、とても良い笑顔を出しています。
ゴルフの渋野日向子選手や大阪なおみ選手、浅田真央選手などがよい例でしょう。
自己肯定感、すでに低い人はどうすればいいの?
染みついた自己肯定感を簡単に高めることはできません。ですが、小さな心がけから変化させていくことは可能です。
前述のスポーツ選手とコーチの関係のように、トライ&エラーにしっかりと向き合い、ほめることをかかさず、認めていくような指導ができれば職場でも可能でしょう。しかしなかなか他人とこのような関係を築くのも難しいですね。
そこで頼るべきは自分自身です。
己の心と向き合うことが自己肯定感を高める方法と言えます。
思い通りにいかなくてイライラしたり落ち込んだ時、ただ感情にまかせるのではなく書き出してみることがおすすめです。事象を整理して、起こったこと、なぜそうなったか、どう思ったか、どうしたいかを紙に書きましょう。書き出すことで己の本心と冷静に向き合うことができます。そして、その感情をもった自分に対し否定せず、それも自分であると認めたうえで昇華するのです。こうした積み重ねをしていくと、だんだんとセルフコントロールが上手になります。
また、自己肯定感の高低は、常に一定ではありません。
人間にはバイオリズムがあり、必ずしも自己肯定感が高い人が高いままというわけではありません。もちろん低い時もありますし、笑顔も泣き顔も必要なのです。むしろ低くたっていい、それも自分だとソフトに捉えましょう。
自身の様々な側面を知り、笑顔になれる瞬間を大切にして人生を楽しんでいきたいものですね!
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